原水禁運動の統一問題で『朝日』『毎日』に訂正申し入れ/原水協事務局長


原水爆禁止運動の組織統一問題について,4月21日の日本原水協常任理事会の討議の内容を,22日付けの『朝日』『毎日』の両紙が「持続的共闘めざす」(朝日)「恒常的組織めざす」(毎日)などと報道したことに対し,同日,赤松宏一日本原水協事務局長は事実に反すると,両新聞社に遺憾の意と記事の訂正を申し入れました


同事務局長はこのことについて次のようにのべています


原水禁運動の発展と新しい統一への道は77年合意を実行すればできることであり,これはいまでも重要です. 担当常任理事会の討議は


(1)国民的統一組織の実現をはかるという77年合意の立場を尊重する


(2)その国民的統一組織の実現こそ真の恒常的共闘にほかならない


(3)統一の三原則とりわけ不一致点を押しつけず一致点にもとづいて共同する立場に立つ


という基本的態度で,市民団体などとの話し合いを始めようということを,全国理事会への提案事項として確認したものです. したがって,市民団体がいっている持続的共闘について,対応をきめたわけでもなく『軌道修正』(朝日)でも『方針転換』(毎日)でもない. この点で両紙の記事は事実に反し遺憾である