1959-08-01から1ヶ月間の記事一覧

第3段階 労働者階級軸に

第3段階は,こうして公正裁判要求の広範な運動の中で,松川の真実を知った労働者階級が自らを中心として,松川に関心をよせるすべての人びとを結集して,無罪判決をたたかいとるための全国組織「松川事件対策協議会」を結成したときに始まる 最高裁における口頭…

第2段階 国民的運動に拡大

第2審判決以降,松川のたたかいは,いわば国民的広がりをもつまでに発展していくのだが,これは一方では,第2審の判決に裏切られた痛切な体験から,最高裁で勝利するためには,まさに国民的運動にまで広げる必要があることを認め,運動を転換したためであったが,こ…

第1段階 左翼運動の限界

第1の段階のたたかいの主要な担い手は,何よりもまず被告自身であり,被告の家族たちであり,弁護団であった. また宇野浩二氏,広津和郎氏など進歩的文化人であり,共産党とその影響下の労働者・学生活動家であった. たたかいの進め方も,法廷闘争と結びつけた無実…

無罪判決の要求

8月10日,最高裁における判決を目指す松川無罪判決要求のたたかいは,判決日に六方向から東京に到着する一万人の集中大行進,中央大集会,全国の職場・地域でもたれる無数の無罪要求の集会という大デモンストレーションとして盛り上がろうとしている このたたか…

山口啓二 「松川」10年のたたかい 統一だけが勝利の道

【出典】『アカハタ』1959/08/06 No.2986 4面-1[*1] 「松川」10年のたたかい 統一だけが勝利の道 山口啓二 *1:千葉大学附属図書館所蔵原紙綴を閲読/学外者も所定の手続きで利用可能=但し貸出し2冊まで他制限はある

下書

第3段階は,こうして公正裁判要求の広範な運動の中で,松川の真実を知った労働者階級が自らを中心として,松川に関心をよせるすべての人びとを結集して,無罪判決をたたかいとるための全国組織「松川事件対策協議会」を結成したときに始まる 最高裁における口頭…